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歯周病治療

PERIODONTICS

歯を支える「土台」から守るための歯周病治療

歯周病は、大切な歯を失う大きな原因の一つです。当院では、大学病院等での総合診療経験を活かし、歯ぐきの状態だけでなく、噛み合わせや全身疾患との関わりまで考慮した包括的なアプローチを実践。徹底した精密検査に基づき、進行段階に合わせた丁寧なスケーリング(清掃)や、再発を防ぐための誠実なケアで、大切な歯の土台を守ります。

当院の歯周病治療の特徴

大学病院で長年研鑽を積んだ副院長の
歯周病治療への深い専門性

当院の副院長は、大学病院にて長年、歯周病の研究と高度な診療に携わってきました。その豊富な経験に裏打ちされた精緻な技術を活かし、重度歯周病への対応から再発防止の徹底した管理まで、医学的根拠に基づいた治療を実践しています。

担当衛生士制による「一緒に頑張る」サポート体制

阿部歯科では、歯科衛生士は基本的に担当制を採用しており、治療だけでなく、禁煙サポートや生活習慣のアドバイスを含めたサポートをしています。患者様と二人三脚で一緒に進む治療と予防ケアの姿勢を大切にしています。

歯科用CTを使用した、骨の状態の立体的な把握

歯を支えるあごの骨の吸収度合いを正確に知るため、歯科用CTを活用しています。従来のレントゲンでは判別が難しかった骨の欠損状態を3次元的に把握することで、より精密な診断が可能に。根拠に基づいたシミュレーションを行うことで、治療の予後(経過)の見通しを立て、納得感のある説明に繋げます。

歯周外科や再生療法にも対応

重症化した歯周病に対しても、あきらめずに歯を残すための選択肢を提示します。歯ぐきを切り開いて汚れを除去する歯周外科処置や、失われた歯周組織の回復を促す「再生療法(リグロス等)」にも対応。専門的な知見に基づき、抜歯を回避してご自身の歯で一生噛み続けるためのサポートに注力しています。

歯周再生療法について

歯周病によって失われた骨や組織を回復させる治療です。国の認可を受けている保険適用のリグロスや、自由診療のエムドゲインなどの歯周再生療法に対応しています。

歯周外科治療について

器具が届かない重度歯周病の深部には、一般的な清掃に加え外科的なフラップ手術が必要です。歯周病治療への専門性の高い医師が在籍している当院では、この手術と並行し、失った骨を回復させる組織再生療法も提供します。

手術後の痛みや腫れについて

手術をした当日の夜は最も痛みを感じる可能性がありますが、1週間ほどで落ち着きます。処方する鎮痛薬で対応し、もし痛みが激しくなるようでしたら我慢なさらずすぐに当院へご連絡ください。

歯周病予防に対する当院のケア

歯科衛生士によるクリーニング(PMTC)

自分では落とせない細菌の膜「バイオフィルム」を専用器具で徹底除去。ツルツルの歯面へ磨き上げ、むし歯や歯周病を元から防ぎます。

歯を傷つけず汚れを弾く「エアフロー」

微細なパウダーを吹き付け、歯や歯ぐきを傷つけずに細部の汚れを弾き飛ばします。着色汚れ(ステイン)もスッキリ落とし、自然な白さを取り戻します。

歯周病治療の流れ

Flow01

歯周病精密検査

専用の器具を用いて、歯周ポケットの深さや出血の有無などを細かく測定します。画像とあわせて分かりやすく説明することで、ご自身の状態を正しく把握いただくことから始めます。

Flow02

カウンセリングと治療計画

検査結果に基づき、現在のお口の状態を分かりやすく説明します。生活習慣や全身疾患との関わりも考慮し、お一人ひとりに合わせた誠実な治療計画を立案します。

Flow03

歯石除去(スケーリング・SRP)

プラーク(歯垢)が固まった歯石を専用器具で丁寧に取り除き、歯ぐきの炎症や腫れの改善を図ります。歯ぐきの奥深くに付着した頑固な歯石には、より精密な清掃(SRP)を行い、根本から環境を整えます。

Flow04

PMTC(専門的なクリーニング)

研磨剤を用いて、歯の表面をツルツルに磨き上げます。バイオフィルム(細菌の膜)を除去し、汚れが再付着しにくい環境を作ることで、むし歯や歯周病の再発を抑えます。

Flow05

定期的なメインテナンス

治療後の良好な状態を保つため、数ヶ月に一度の定期健診を行います。プロによる継続的なケアとアドバイスで、一生ご自身の歯で噛める喜びをサポートします。

歯周病とは

歯周病は、歯垢(プラーク)の中の歯周病菌によって引き起こされる感染症です。初期は歯ぐきの炎症(歯肉炎)から始まりますが、痛みなどの自覚症状はほとんどありません。放置すると炎症が歯を支える骨(歯槽骨)にまで及び、骨が溶かされていきます。歯がグラグラし始め、最終的には歯が抜け落ちてしまうこともあります。また全身の健康にも影響を及ぼすことが明らかになってきました。

こんな症状・お悩みはありませんか?

  • 歯みがきをすると血が出る
  • 歯ぐきが下がってきた
  • 口臭が気になる
  • 冷たいものや温かいものがしみる
  • 歯がぐらぐらする
  • 歯ぐきが腫れている・歯ぐきから血が出る

歯周病の原因

歯周病は、付着した食べかすから発生するプラーク(歯垢)中の細菌が原因で起こる病気です。放置されたプラークは数日で歯肉に炎症を起こし、約1週間で歯肉炎へと進行します。あごの骨を溶かして歯が抜ける原因にもなるため、日頃からプラークを適切に除去し予防することが極めて重要です。

01

細菌

お口に残った食べかすを栄養源に増殖する「プラーク(歯垢)」には、非常に多くの歯周病菌が含まれています。この細菌が放出する毒素によって歯ぐきに炎症が引き起こされることが、歯周病の直接的な契機となります。

02

環境

歯並びの乱れや不適合な被せ物、口呼吸による乾燥などは、細菌が繁殖しやすい環境を作ります。さらに、歯ぎしりや食いしばりによる過度な負担も、歯周組織の損傷を進める一因となります。

03

全身疾患

糖尿病をはじめとする全身疾患や、加齢に伴う免疫力の低下は、歯周病を悪化させる要因です。特に深い関わりのある糖尿病とは相互に影響し合うため、医科と歯科が連携して管理を行うことが大切です。

04

生活習慣

喫煙は血管を収縮させて歯ぐきの自浄作用を阻害するため、歯周病の重大なリスク因子です。そのほか、不規則な生活や過度なストレス、偏った食事なども免疫力に関与し、進行を促すことがあります。

歯周病の進行

第一段階

歯肉炎

歯周病の初期段階です。炎症が歯ぐきに限定されているため、赤く腫れたり、歯磨きの際に軽く出血したりしますが、痛みはほとんど感じません。この段階ではまだ歯を支える骨は溶けていません。歯科医院での専門的なクリーニングと、日々の適切な歯磨きによって健康な状態に戻すことが可能です。


第二段階

軽度歯周炎

歯肉炎が進行し、炎症が歯を支える骨(歯槽骨)にまで達し、骨が溶け始めた状態です。歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット)が深くなり、歯垢や歯石が溜まりやすくなります。歯ぐきからの出血や腫れも見られます。ご自宅での歯磨きだけでは改善が難しく、歯科医院での歯石除去(スケーリング)などが必要です。


第三段階

中等度歯周炎

歯を支える骨の破壊がさらに進み、歯周ポケットも深くなります。歯がグラつき始め、硬いものが噛みにくくなっている状態です。歯ぐきを押すと膿が出たり、口臭が強くなったりするなど、自覚症状が現れやすくなります。歯周ポケットの奥深くに付着した歯石を取り除く処置が必要です。


第四段階

重度歯周炎

歯を支える骨の大部分が溶かされ、歯の根が露出していることもあります。歯のグラつきが非常に大きく、食事もままならなくなるのが特徴です。歯ぐきからの膿や出血も顕著です。このまま放置すると歯が自然に抜け落ちてしまいます。他の歯への影響も考慮し、抜歯が選択される場合も少なくありません。

歯と歯ぐきの健康を保ち続けるために

歯周病治療で整えたお口の環境を維持するには、ご自宅でのケアと歯科医院での定期的なチェックの積み重ねが欠かせません。当院では、お一人ひとりのリスクに合わせたメインテナンス計画をご提案し、病状の再発を徹底して防ぎます。一生ご自身の歯でおいしく食事ができるよう、私たちがパートナーとして歩み続けます。